F/style+(株)穂積繊維工業のマットは、山形・月山緞通(がっさんだんつう)の確かな技術で一つ一つハンドフックによる職人の手作業で作られています。

1.

縦1.7m×横10mもある大きな織り枠に、実際に織り込むベースとなる綿布を、油絵のキャンバス状に強く張ります。この作業はかなりの力を要するので男手が必要となります。

2.

織り枠に強く張った綿布に、型にそってマットの下描きをします。

3.

下描きを終えたあと、実際に綿布にフックガンと呼ばれる専用の機械で麻やウールを織り込んでゆきます。

4.

綿布に糸を織り込んだ後、全体を固定するためと、麻やウールを抜けなくするためにラテックス(水溶性の合成樹脂)を塗布します。

この樹脂は一度乾燥すると完全に耐水性のフィルムになります。クリーニングはドライクリーニング以外ならば何度やっても問題ありません。

5.

フックガンで糸を織り込みラテックスで固定・乾燥した半完成品は表面が不ぞろいになっているので、その表面をシャーリング機で刈そろえます。半完成品ではパイル長が2〜3ミリ長く織り上げて、その部分を刈り取ることになります。

6.

シャーリング機をかけ表面を整えた後、犬の輪郭部分をハサミでカットしながら整えます。

7.

マット裏面の周辺部分を折り返し、不織布系の樹脂で張り合わせ、アイロンの
熱をあてて定着させます。

8.

できあがり!

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